
間違った施工をすればせっかくのリフォームしたのに、全く効果がない…なんてことにもなりかねません。業者まかせにせずに、まずはしっかり自分で勉強することからはじめてみませんか?
開口部と呼ばれる窓やドアの断熱は省エネリフォームの基本。まず窓は、熱伝導率がアルミの約1000分の1である樹脂サッシが最近の主流。さらに複層ガラス(ペアガラス)とすることで高い断熱効果が得られます。
ドアも内側に断熱材の入ったものや、ガラス部分が複層ガラスになっているものにすれば熱の出入りを防ぐことができます。
ドアや窓は工事も比較的短期間で済むことから、省エネリフォームの第一歩と言えるかもしれません。

暖かい空気が天井や屋根から逃げないようにするためには断熱が欠かせません。ただし、断熱材を入れる場所を屋根と天井のどちらにするかで、リフォーム自体が大きく変わります。
屋根裏スペースを部屋として活用したり、天井を高くしたい場合は屋根の裏側に断熱材を入れる必要があります。
一方、天井裏に断熱材を入れる場合は、細かく切断された綿状の断熱材を100mm~2000mm吹き込んだり、マット状の断熱材を敷き詰めるなどの方法があります。

断熱材には、グラスウールに代表される「無機繊維系」や、ポリエスチレンフォーム板や発泡ウレタンなどの「発泡プラスチック系」、セルロースファイバーなどの「木質繊維系」に分けられ、施工場所などに応じて使い分けられます。
また、断熱材の施工方法は大きく分けて2種類あります。
一つは柱と柱の間に断熱材を詰め込む「充填断熱」。もうひとつは、基礎や壁、屋根までの建物全体を断熱材で外側から包み込む「外貼り断熱」です。

最も一般的な方法は床面の下に断熱材を施工する方法ですが、最近は断熱材を基礎のまわりに貼り付ける基礎断熱という方法も用いられています。
基礎断熱を行う場合は、防湿対策を十分行い施工することが大切です。
家の状況や呂フォームの目的に合わせて、ふさわしい方法を選ぶことができます。

住まいの断熱性能を高めるためには断熱材の施工とともに、気密工事も行い、断熱材の隙間から空気の出入りを抑える必要があります。また、壁内結露の発生を抑える防湿フィルムの施工や、気密工事にともなう換気対策なども考えなければなりません。
「断熱・気密・防露・換気」は密接に係わっており、バランスを考えなければなりません。
施工業者とはこうした部分も事前にしっかり打ち合わせしておきましょう。